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つばさ
ウィリアム・A・ウェルマン

定価: ¥ 3,675
販売価格: ¥ 3,675
人気ランキング: 80826位
おすすめ度:

発売日: 2005-02-25
発売元: アイ・ヴィ・シー
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第1回アカデミー賞の作品賞受賞作
この映画は第1回アカデミー賞の作品賞を取った名作です。内容は第1次世界大戦を舞台としていますが、どちらかといえば恋愛・友情やさまざまな人間模様を描いた青春映画といった感じもします。そして現在の感覚からすれば、サイレントであるという点や、ぎこちない画面の動き、字幕による中断など、正直ついていけないところも多々あるのですが。この映画の監督W.ウェルマンは後年さまざまなアクション映画の名作を撮った名手なので、この映画でもさすがに、切れ味鮮やかなところがうかがえます。
しかし、この映画の歴史的価値としてみるならば、このアカデミー賞受賞以外に、脇役として、当時27歳だったゲーリー・クーパーが出ていること、そして‘20年代の伝説的な人気スター、クララ・ボウが出演していることが挙げられるでしょう。G.クーパーのその後については言うまでもないのですが、クララ・ボウは数年後には表舞台から消え去っているので、動いている彼女をDVDで確認できるのはこの映画だけでしょう。戦争映画にも係わらず、女優が主役という点にも当時の人気ぶりが伺えます。
またこの映画では、実際に35mの撮影塔を広大なテキサスのロケ地に建設したうえで、21台のカメラで10数機の飛行機を撮影し、さらにはプロペラ脇数cmに装着させたカメラからも操縦士を間近に撮影したといいますから、この映画のもう一人の主役は当時の最新鋭飛行機かもしれません。
優れた映像と、ちょっと?なストーリー
第一回アカデミー作品賞受賞。
恥ずかしくなるような青春もの。友情、恋愛、別れ、成長、真実の愛。青春要素てんこ盛り。
惜しむらくは、ベタな青春ストーリーに引っ張りすぎて、意味不明の展開やこじつけシーンが目立つことで、ストーリー上違和感のあることはしばしば。
しかし、ストーリー以外の要素は大変良く出来ています。特に映像面の工夫は作品全体に多々見られます。戦争映画としての描写は秀逸で、売り物の航空映像もこの当時の技術を考えるとかなり挑戦的。編隊飛行の俯瞰撮影やドッグファイトを追う映像などきちんと迫力を伝えてくれます。陸戦も大スケールで迫真の映像ですが、迫力だけでなく兵士の死を感傷的に伝える場面もうまく撮れていました。その他、細かな撮影の工夫も多々あり、パリのクラブでテーブルを挟む男女たちの間をカメラが抜けて移動していく映像などおもしろい。カットつなぎのテンポも良く、演劇的静止映像からスタートしたカメラワークが、1920年代後半にはここまで技術発展したかという驚きを感じました。
クララ・ボウの代表作ですが出演シーンは多少偏り、中盤パリで大騒ぎを起こした後はラストシーンまで登場しません。それでもクララ・ボウは魅力十分で、実は半分以上のシーンで彼女は泣いているんですね。ジャックへの想い届かず泣くシーン、パリのクラブですれ違って泣くシーン、最期に想いが通じて泣くシーン。彼女の涙を追ううちにこちらの涙腺が緩んでしまうこともしばしば。しかし、こんなに泣いていても実に爽やかで明るい印象を残すクララ・ボウの演技と存在感はやはり素晴らしい。これ以降目立った作品を残していないのが返す返す残念です。
複葉機映画の傑作
第一次世界大戦時を舞台にしたコミカルなメロドラマであり、アメリカ軍の全面協力のもと、各種航空機や兵器、車両、エキストラを大量に動員した戦争映画でもあります。
メリー役のクララ・ボウは美人コンテストの優勝者、ということですが、どちらかというと美人というより愛嬌があるという感じでしょうか。
ヒューマン・ドラマとしての演技・演出はオーバーですが、むしろ時代的で微笑ましいと感じました。
戦争映画としては、訓練風景、夜明けの哨戒(Dawn Patrol)、敵編隊との大乱戦、幌付きトラックの車列、ドイツ軍の戦略爆撃機ゴーダによる爆撃とその迎撃、休暇中の乱痴気騒ぎ、テキサスの演習地に再現された広大な塹壕、ドイツ軍の観測気球(日本語字幕では飛行機と誤訳していました)の破壊など、終戦から間もないこともあり描写に迫力・説得力があります。
各国の(ドイツ・フランス・イギリス・アメリカ・フランス植民地兵)軍装も再現し、火砲や多彩な機関銃座といった兵器も登場。
最後の総攻撃では多数のルノーFT戦車が歩兵とともに敵の陣地を蹂躙します。
これはIVC社の特徴ですが、字幕は焼き込まれていてオン・オフ出来ませんし、メニューも垢抜けないのが珠に瑕ですが、それを差し引いても興味深い映画でした。
なお、解説・総監修は懐かしの淀川長治さんです。








